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「ヒゴムラサキ」高評価 昨年より早い収穫 JA阿蘇南部なす部会

2021.07.20
収穫作業をする生産者の森田勝平さん

 JA阿蘇南部なす部会で2021年産「ヒゴムラサキ」の収穫が始まった。定植時期は昨年と変わらなかったものの日中の気温が高かったこともあり、昨年より早い収穫となった。

 ヒゴムラサキは15年以上前から高森地区の特産品として導入され、果肉が軟らかく、果実のようにそのまま食べられるのが特徴。調理しても他の野菜類に紫色が移らず仕上がる。調理しやすいナスとして年々、市場や消費地の評価は高くなっている。東京などの大都市圏での販売にも取り組み、知名度が上がっている。

 担当の藤吉友也さんは「農薬をできるだけ使用せずに栽培した安全・安心なヒゴムラサキを皆さんに味わってもらいたい」と話す。

 部会では天敵昆虫を取り入れた防除体系の確立を目指す。昨年に続いて天敵昆虫を中心とした防除ローテーションを組む予定。販売面は、袋詰め販売による単価アップを目標に消費地での販売促進活動に力を入れていく。