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ブドウ「巨峰」出荷順調 味重視 糖度18以上 JA熊本うき

2021.07.07
収穫期を迎えた「巨峰」を確認する木村さん

 熊本県内一のブドウ生産量を誇るJA熊本うき管内で「巨峰」の出荷が順調に進んでいる。2021年産は早い梅雨入りの影響が心配されたが、品質、量ともに問題なく仕上がった。

 JA不知火パッケージセンターで連日約200ケース(1ケース1・2キロ中心)を県内や関西、宇城市道の駅直売所「サンサンうきっ子宇城彩館」に出荷する。

 JAブドウ部会では66戸が約23ヘクタールで栽培。7月中旬以降は「ピオーネ」や「シャインマスカット」も加わり、8月下旬まで大阪や四国、九州地方に向けて総出荷数量136トンを見込む。

 JAは食味を重視。糖酸基準を糖度18以上、酸度0・8%以下に設定し、JA担当職員が出荷規格に基づいて色や粒の大きさなど等級検査をする。

 同部副部会長の木村弘幸さんは「生育は順調。高品質なブドウを消費者に届けたい」と話す。