熊本の農畜産物

丁寧に手収穫 梅「南高」出荷 JA熊本市芳野梅部会

2021.06.08
梅「南高」を選果する作業員

 熊本市西区河内町の芳野地区で5月下旬から、梅「南高」の出荷が始まっている。JA熊本市の芳野選果場に約2トンが出そろい、広島、福岡、熊本に出荷する。最大日量3トン。出荷は6月上旬まで。

 JA芳野梅部会は20人が6ヘクタールで栽培。総出荷数量約20トンを目指す。高品質な梅を出荷するため、徹底した栽培管理に取り組み、果実に傷が付かないよう、丁寧に手作業で収穫している。「南高」は生果で出荷し、主に梅干しや梅酒作りに利用される。前年に比べて着果量は多く、果実肥大も順調に進んでいる。

 JAの販売担当職員は「今年は例年よりも早い出荷となったため、終わりもその分早い。梅を使った加工を楽しんでほしい」と話した。