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水稲苗すくすく 6・3万箱へ 出荷ピーク JA熊本うき

2021.06.08
敷地いっぱいに敷き詰められた水稲苗

 JA熊本うき下東育苗ライスセンターで、水稲苗の出荷がピークを迎えている。品種の約8割は「ヒノヒカリ」。週に約1万箱(1箱30×60センチ)を敷地内に並べ、青々とした苗が一面に広がっている。7月末まで総数量6万3000箱以上の販売を見込む。

 センターは、生産者の労力軽減や農作業効率化のため、1999年から毎年、水稲苗を販売。今年は下東地区を中心に約610戸が利用する。生産者は朝から次々と引き取りに訪れている。

 管理作業は4月中旬から始まり、注文者の引き取り日に合わせて種子消毒から催芽、播種(はしゅ)、苗積み、苗出し、水管理から苗の引き渡しまで一連の工程を管理する。

 苗出し直後は成長差から色の濃淡によって育苗箱がブロック状のパターン模様に見えるが、約15日間で生産者に引き渡せる状態まで生育する。センターの福田立美センター長は「高品質な苗を供給していきたい」と話した。