JA熊本市東部集荷場で小玉スイカの出荷が順調だ。出荷は4月上旬に1000玉で始まり、4月中旬に出荷最盛期を迎えてからは日量2000玉まで増加。6月中旬まで続く。総出荷数量2万5000玉、販売金額6000万円を目指す。
JA東部スイカ部会では、生産者6人が130アールを栽培。2021年産は生育時の天候が良く、玉太り、糖度も例年以上のものができている。
品種は「ひとりじめ」。冷蔵庫に丸ごと入る直径約15~20センチ、約2キロの手頃な大きさが特徴。核家族など少人数世帯が増えたことによる新たな消費者ニーズの高まりに対応できることから、年々人気を集めている。
東区の宮田孝実さん(67)のハウスでも、収穫作業に追われていた。同日は100ケースを収穫。宮田さんは「今年は好天に恵まれ、順調に収穫を進められている。今後暖かくなるにつれ、消費が伸びてほしい」と話した。