ＪＡ熊本中央会は１２日、合志市のＪＡ熊本教育センターで未来塾修了レポート発表会を開いた。最優秀賞に「ＪＡ直接輸出への挑戦～ＫＳＭＴ台湾進出～」と題して発表したＪＡ熊本経済連の渡邉将司さんが輝いた。

　県内ＪＡ、連合会から選抜された未来塾の塾生１３人は２０２３年５月から全１０回にわたり、ＪＡの理念、経営学、企画提案手法などを学んだ。発表会では塾生がこれからのＪＡのあるべき姿や経営改革のあり方などについて問題提起し、解決策を提案した。

　渡邉さんは世界の食料需要に着目し、ＪＡグループの輸出拡大に取り組み、生産者の所得増大と産地づくりを目指すことを提案した。

　審査員長を務めた大阪工業大学大学院の長谷川光一准教授は「みなさんのアイデアが農業の未来を作る」と期待を寄せた。

　他の受賞者は次の通り。かっこ内はＪＡ名。（敬称略）
　▽優秀賞＝上月良（菊池）、平野伸太郎（阿蘇）、古里孝成（あしきた）、杉本和教（くま）