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新茶高値5万5555円  JA熊本経済連 初入札会

2022.05.11
茶の色や感触を確かめる茶商ら

 JA熊本経済連は4月下旬、益城町の経済連茶入札場で2022年産一番茶の初入札会を行った。101点、2462.8kgが出品され、指定茶商19社が色や味、香りを確かめ入札。1キロあたり平均単価は3460円となった。最高価格は山村孝行さん(JAくま)が出荷した「さえみどり」で、1キロ5万5555円の値を付けた。

 経済連の梶原哲専務は「外出自粛による在宅時間の増加で、緑茶を飲む機会が増加傾向にある中、心配された霜害もなく好条件下で色、味、香りの三拍子そろった新茶が生産されている」と期待を込めた。

 参加した茶商らは「今年の新茶も良質だ。水色がとてもきれいに出ていて、香りも良い」と話す。

 県内では「さえみどり」「さきみどり」といった早生種から摘採が始まり、生育が順調に進めば、連休前から各地で最盛期を迎える。経済連は、2022年産茶の取扱数量660トン、取扱金額約6億4000万円を計画している。