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県域JA実現へ一体で 不断の自己改革誓う JA熊本県大会

2021.12.07

 JAグループ熊本は2日、熊本県上益城郡益城町の「グランメッセ熊本」で、第27回JA熊本県大会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止措置を徹底し、県内のJA組合員やJA・連合会の役職員ら約1000人が参加する大規模な大会となった。

 大会議案は同グループが環境変化に対応するため「熊本県域JAの実現」を前提に、共通して取り組む実践事項と中期計画の策定指針を示す。主題を「持続可能な食・農・地域の明るい未来づくり~『オール熊本』で挑む不断の自己改革」とし、①持続可能な食と農を支える自己改革サイクルの構築と実践②持続可能な地域と人のつながりづくりに向けた協同組合の役割発揮③食・農・地域を支える持続可能な経営基盤の確立──を基本目標に定めた。

 特別決議では2024年4月の「県域JAの実現」に向けて①積極的に情報を発信し、組合員・地域住民をはじめ幅広い層に「県域JA構想」に対する理解を醸成する②県内JA共通目標に掲げた「重点取り組み事項・目標基準」の確実な達成に向け、グループ一体で取り組む──ことを決めた。

 熊本中央会の宮本隆幸会長は「熊本の農業を発展させ、組合員の営農と生活を守っていく。それを支え続けるため、本県JAグループが県域JAの実現を前提として自己改革を進めていくための重要な大会」と述べた。

大会の模様(2日、熊本県益城町で)