ＪＡ熊本経済連は５月下旬から６月上旬までの５日間、第１５回ＪＡ熊本経済連肉牛枝肉販売促進会を菊池市七城町の（株）熊本畜産流通センターで開いた。肉牛７４頭から、岩根大三さん（ＪＡ菊池）出品の黒毛和種をグランドチャンピオンに選んだ。

　出品牛の内訳は黒毛和種４９頭、褐毛和種５頭、交雑種１７頭、乳用種３頭だった。チャンピオン牛は枝肉重量５５５・８キロ、Ａ５等級で脂肪交雑基準（ＢＭＳ）ナンバーは１２。血統は父「茂勝朗」、母の父「安福久」、母の母の父「第２０平茂」。枝肉は１キロ６０００円の高値が付いた。

　岩根さんは「４１年目で初の受賞。これからもニーズに応えられる牛を育てたい」と力を込めた。経済連の丁道夫会長は「農家の経営安定につながるよう、新たな生活様式に対応したブランド戦略の構築、営農指導体制の強化、防疫体制の強化に取り組む」と述べた。

　入賞者は次の通り。かっこ内はＪＡ。

　◇黒毛和種の部▽金賞＝岩根大三（菊池）▽銀賞１席＝荒木輝幸（同）▽銀賞２席＝内田和浩（同）▽銅賞＝（株）出口畜産（同）、松田道夫（あしきた）

　◇褐毛和種の部▽金賞＝淵上敦雄（鹿本）

　◇交雑種の部▽金賞＝緒方敬勝（菊池）▽銀賞＝山田勝郎（同）▽銅賞＝八並節美（同）

　◇乳用種の部＝該当なし