新着情報

【熊本地震2年】小崎憲一会長に聞く 全国からの支援に感謝 協同組合の「絆」実感

2018.04.14


 熊本地震から14日で丸2年を迎える。県と連携して「創造的復興」に取り組み、農家の営農・暮らしを支えてきたJA熊本中央会の小崎憲一会長に、復興の手応えと課題を聞いた。

 

 ──農業の衰退が心配されましたが、現状はどうでしょうか。
 大地震に被災した方へ改めてお見舞い申し上げたい。最も心強かったのは、地震を理由に農業をやめた農家がほぼいなかったことだ。一部を除き、ほとんどの地域で営農を再開できている。受け継いできた農地で農業を続けたいという思いがあってこそだろう。
 若手から高齢の人まで、地域が一つになって復旧を進めた。中でも、炊き出しなどを担った女性部の「いざ」というときの決断力、行動力は到底まねできない。継続的な復旧に、女性の力は不可欠。甚大な被害を受けたJAの集出荷施設も再編、再建が進んでいる。

 ──JAグループ熊本はどんな支援を展開しましたか。
 発生当初は、集出荷施設に集まる農産物を絶え間なく消費地に送ることだった。行政や、全国のJA関係者の力を借りて何とか乗り切れた。その後、国や県と連携して作付困難となった水田での作物転換、人手不足となった集出荷施設や農家の労力確保など、徐々に明らかになる課題に随時対応してきた。

 ──残る課題は。
 まだ営農のインフラは完全に復興できたとは言えない。改修工事中のJA施設もある。特に震災以降の労働力不足は深刻さを増している。現場の状況を的確に把握し、関係団体と連携して対応していきたい。JAグループ熊本として対策を講じたい。

 ──全国に伝えたいことは。
 全国のJAグループ、支援いただいた全ての皆さまにお礼を伝えたい。人的・物的支援、さらに義援金など感謝しきれないほど多くの支援があった。協同組合の絆の強さ、心強さを感じた。これは県内のJA組合員・役職員全員が同じ思いだろう。熊本がさらに元気になり、農業県として全国を引っ張っていけるような存在になりたい。それが支援の恩返しになると思っている。