熊本の農畜産物

春メロン出荷順調 糖度乗り仕上がり良し

2021.05.13
メロンを収穫する川村さん

 JA熊本うき管内でメロンの出荷が順調だ。「アンデス」「クインシー」「アールス」「肥後グリーン」、JAプライベートブランド「オレンジハート」と全ての品種が出そろった。2021年産春メロンは好天に恵まれ、糖度乗りも良い仕上がりとなった。

 JA管内にあるJA熊本経済連第二園芸集送センターでは連日、日量約3000~5000ケース(1ケース8キロ、5キロ中心)を関西・関東地方を中心に出荷する。6月下旬までに約32万ケースの出荷を見込む。

 JA管内は県内でも有数のメロン産地。223戸の生産者が54・3ヘクタールで作付けている。JAメロン専門部会では販売対策として、メディア露出にも力を入れる。3日には小川町でメロン135アールを栽培する川村良行さんがNHKの取材に対応。収穫期を迎えた「オレンジハート」をPRした。

 川村さんは「昼夜の寒暖差もあり、おいしいメロンに仕上がった。宇城産のメロンを味わってほしい」と話した。