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周年出荷体系確立へ 熊本・JA菊池ゴボウ部会栽培技術研究会

2021.02.24

熊本県のJA菊池ゴボウ部会の若手生産者が昨年立ち上げた栽培技術研究会は、周年出荷体系の確立に向けて活動を始めた。10年後も魅力ある産地であり続けるため「変化に対応する産地づくり」を目指し、意気込んでいる。

近年、消費地の要望は「旬のものを旬の時期に」から「いつも同じ品質・価格で」に変化している。これを踏まえ、部会の若手生産者10人が2020年に研究会を立ち上げた。県やJAと協力。21年は冬・春ゴボウの貯蔵試験を計画した。貯蔵時の品質保持のため、土壌調査やゴボウ洗浄の水質調査、病害虫対策などの勉強会を重ねている。

2月中旬の勉強会後、研究会代表の川口晃範さん(40)は「先人がつくりあげてきた『菊池水田ごぼう』を未来へつないでいく。時代の変化に対応する努力をしたい」と力を込めた。

 菊池市を中心に、水田の裏作で春ゴボウ栽培が始まり50年。部会が結成して「春を呼ぶ春ゴボウ」として定着。冬ゴボウの栽培も増えた。部会は春・冬合わせて11月下旬~6月上旬に出荷する。水田で栽培されるゴボウは、あく抜きして洗いゴボウとして出荷する。香りよく柔らかいと市場でも人気が高い。(熊本・菊池)