熊本県のJA菊池スイカ部会が合志市とタイアップして立ち上げた新ブランド秋スイカ「ハロウィンスイカ」が、「合志ブランド」として認証された。ハロウィーンの催しがある10月限定で出荷するスイカで、昨年はこだわりのパッケージを採用するなど、工夫を凝らしていた。
認証書の授与式が2月上旬、市役所であり、同部会の高島一久部会長が認証書を受け取った。JA商品の認証は初めて。
同市は2010年に合志地域ブランド推進協議会を設立。産地・品質・安全・安心・合志らしさなどを審査し、合志ブランド認証品を選んでいる。今回4品が認証され、合計29品となった。
授与式で、同推進協議会会長を務める濱田善也副市長は「魅力的な商品が増えることで、市の魅力をより発信でき、地域経済の活性化につながる。これからも共に地域を盛り上げていきたい」とあいさつした。
高島部会長は「部会員の研究で作り上げたスイカ。軌道に乗り、認証されてうれしく思う。さらに良いものを作りたい」と喜びを語った。
同市産業振興部の牧野淳一課長は「生産者とJAの協力があってこそ。今後もJA商品の仲間入りを期待する」と話した。
ハロウィンスイカは、合志市のふるさと納税の返礼品にもなっている。(熊本・菊池)