熊本の農畜産物

後継者 アスパラガス初収穫 「明日、パラダイス塾」4期生山下さん 熊本・JA菊池

2021.02.18

熊本県のJA菊池管内で2月から、春芽アスパラガスの出荷が始まった。同JAアスパラガス部会が後継者育成のために立ち上げた「明日、パラダイス塾」の4期生が初収穫、初出荷に挑んでいる。

大津町で25アールを栽培する山下譲二さん(34)は、学生時代の先輩を通じて農業の魅力に触れて、勤め先を退職して2年前に就農した。農家以外の生まれで、土地や資材も一から調達した。「明日、パラダイス塾」で学び、2月に初の収穫を迎えた。

山下さんは「地域の先輩やJA指導員など、多くの協力で初収穫を迎えられた。予想以上に好調な生育で、収穫の大変さが一気に来た。困るやら、うれしいやら」と汗を拭う。「収穫は友人が、出荷調製は両親が手伝ってくれている」と周囲への感謝を話した。

JA北営農センター西本博文係長は「塾生4期生は5人。部会員や塾の先輩の圃場(ほじょう)を視察し、アドバイスもしっかり受け止めている。管理作業の徹底で生育は順調。出来もいい」と話した。

福嶋雅喜部会長は「技術の継承だけではない。若い人の頑張りに、ベテラン農家にも気合が入り、品質向上につながっている。部会に活力が出てきた」と笑顔だ。

同部会は2019年に県版GAP(農業生産工程管理)を獲得。土づくりに力を入れ、環境に優しい安全・安心な作物作りを心掛ける。生産者49戸、栽培面積9・4ヘクタール。部会員一丸で出荷量170トンを目指す。春芽出荷は2月上旬~6月上旬。(熊本・菊池)