JAたまな管内で14日から、タケノコの出荷が始まった。初日、JA春富選果場では生産者32人が524キロを持ち込んだ。関西・関東へ出荷する予定。来年3月下旬にピークを迎え、4月下旬まで続く。年内の出荷量は1200キロを見込んでいる。
出荷されたタケノコは重さごとに選別し、従業員が1個ずつ傷の有無を確認。根切りし、2キロずつ段ボール箱に詰める。初出荷はM級(100~199グラム)とL級(200グラム以上)が全体の8割を占めた。
この時期のタケノコは「早掘りタケノコ」と呼ばれ、初物として料亭で重宝される。「早掘りタケノコ」は土壌や日照条件、地温が生育に関係し、限られた土地でしか収穫できない。そのため高値が付く。
JA担当者は「管内のタケノコは表年で、収穫量は昨年より増加傾向にある」と話した。