熊本の農畜産物

高品質トマト出番 台風禍乗り越え続々 熊本・JAくま部会

2020.12.15

JAくま管内でトマトの出荷が順調に進んでいる。中球磨選果場では現在、日量約1600ケース(1ケース4キロ)が鹿児島や関東方面に出荷されている。6月いっぱい続く。

JAくまトマト部会は、19戸で作付面積約590アール。品種は「麗妃」「はれぞら」「ごほうび」など。2020年産の生育は、一部で台風の被害もあったが、現在は玉肥大も良く、良好だ。

担当者は「栽培管理や病害虫防除を徹底することが、春先への品質・収量の鍵」と話す。

       部会は5月に、県版GAP(農業生産工程管理)を取得。安全で安心できるトマトの生産と、消費者や市場から選ばれる産地づくりに力を入れる。

多良木町の中神久一郎さんは、トマト栽培を始めて約25年。ハウス43アールで取り組む。「輸送を考慮した収穫になるので、気温の変化が激しい日だと、収穫時の着色基準を定めるのに苦労する」と話す。

県版GAPに言及し「安全で安心できるトマトの生産だけでなく、整理整頓の徹底で農薬や肥料のロスが減り、物資の紛失もなくなった。改めて気付かされる点が多い」と話した。