熊本の農畜産物

【アスパラ】2年連続8億円超 コロナ禍も安定販売 熊本・JA阿蘇

2020.10.21

熊本県のJA阿蘇一の宮選果場で、2020年産アスパラガスの選果作業が終盤を迎えている。出荷は10月いっぱい続くが、9月末の時点で販売金額は8億2531万円(前年比104・5%)と、2年連続で8億円を突破した。量と単価も良好。出荷数量704万束(同102・1%)、1キロ単価1171円(同102・4%)と前年超で推移している。

20年産は、シーズンで最も出荷量の増える春先に新型コロナウイルス問題が浮上。作業員の確保や選果場内の感染予防など、課題が一気に膨れ上がった。

同選果場担当の後藤真智さんは「関係者が感染しないよう、選果場の隅から隅までチェックして対策を練った。例年と違う種類の緊張感でスタートした」と振り返る。

作業員には検温を義務付け、1人ずつに携帯用の消毒アルコールを配布。生産者には注意喚起の文章を配布し、連絡手段に使っているLINEで定期的に情報を発信し、乗り切った。

販売面では、例年のような試食宣伝ができない代わりに、市場担当者へ産地状況を小まめに連絡。夏芽の時期は出荷量が不安定だったが、市場と密に情報連携。昨年以上の販売につながった。

JAアスパラガス部会は今年、出荷経費の削減や春芽最盛期の選果作業軽減に取り組んだ。出荷が終了する11月以降に検証を始め、次年度の効率的な販売強化につなげる方針だ。