菊池市教育委員会とJA菊池は5日、七城小学校の給食に参加し、地産地消の重要性を伝える食育学習を行った。菊池産農畜産物学校給食提供事業で、献立にはJA菊池のブランド牛「えこめ牛」を使用した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月から5月は同校も臨時休校となった。食育学習は、給食の機会が減った子どもたちに地元の食材を食べて元気になってもらうこと、コロナの影響を受けた肉牛生産者を応援することを目的に行った。
当日食育学習に参加したのは6年2組の児童23人。同市の渡邉和博教育長は「食べることは大事なこと。地元食材のおいしさをしっかり味わい、しっかり学んでほしい」とあいさつした。
給食の献立は、えこめ牛と野菜のソテー、地元野菜たっぷりのみそ汁など。食事する児童らの前に、JA菊池の担当職員と同JAキャラクターの「えこめくん」が登場。地元の米で育ったえこめ牛の特徴や、食べることが環境を守ることにつながることなどを伝えた。給食を味わった男子児童は「いつもよりたくさんのお肉が食べられて、おなかいっぱい」と満足そうだった。
同教育委員会は10月から12月まで、管内の小中学校(小学校10校、中学校5校)の学校給食に同市で生産されたブランド牛(黒毛和牛・味彩牛・えこめ牛)を各校3回提供する。提供日や内容は、各校の給食センター栄養士が決め、予算内で菊池市が提供する。
19日には、旭志小学校で会食と食育学習を行う予定だ。