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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](162) 利便性上げ経費削減 JA菊池農機車輌部

2020.09.29

JA菊池農機車輌(しゃりょう)部は10月1日から事業運用を新体制に移行する。八つの農機車輌センターを四つのメインセンターとサブセンターへ変更。サービスの向上と整備・修理体制の強化を図り、同時に職員を集約。出向く体制の強化と職員育成を行う。

近年、高齢化による農家の減少とそれに伴う農地の集約が進み、大規模な担い手や法人が増加することで、高性能農機への対応と技術力の向上が求められている。また、老朽化したJA施設の高機能化も急務で、現場では技術系職員の求職者の減少も課題となっていた。

JAは段階的に対応に着手してきた。手始めに、農家に出向いて修理をする高機能サービスカーを導入。2019年に「アグリサポートワゴン」の運用を開始し、20年1月には一層機能を充実させた2台目として「アグリサポートトラック」を導入した。2台が休日も稼働することで、組合員の農機の修理時間と費用の削減に効果があることが実証された。同時に、職員には休日取得や労務環境の改善が見られた。20年度は、さらに2台のワゴンを導入し、4台体制で運用する。

10月からの運用変更では、大型整備機械などを備えるメインセンターと、簡易的な修理に対応するサブセンターに分かれる。サービスの向上策として、修理受け付けを顧客から担当者の携帯電話へ直接連絡できるようにする。担当者が電話に出られない場合にはメインセンターへ自動転送し、対応する。

また、人員の集約によって、ベテランから若手技術者の教育指導・育成も実施しやすくする。

今後JAが目指すのは「予防整備点検」だ。顧客の利便性向上と人員体制の強化を通じて、農機が壊れる前に整備点検を実施。小さな修理を重ね、機械の寿命を延ばしていくことで、農家の経費削減につなげていく。(菊池)