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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](12) 被災地で金融業務 移動店舗車を運行 JAやつしろ

2020.09.03

JAやつしろは2019年4月から金融窓口と購買店舗を併用した移動店舗車「みどりのシンフォニーGO」を運行している。高齢の組合員や地域住民の利便性の向上、買い物弱者の支援を目的に、平時は管内の中山間地域を中心に五つのコースで巡回しているが、大規模災害時は金融機能保持や、被災地の組合員や利用者へ金融サービスを提供する役目を担っている。

7月、球磨川流域に位置するJA管内の八代市坂本町は、豪雨による深刻な水害に見舞われた。道路や橋の崩落などで集落は孤立。住民の救助活動が行われ、近隣の八代市内の避難所へ搬送される事態となった。

みどりのシンフォニーGOは通常運行をやめると、被災したJA坂本町支所や避難所で金融業務を開始。利用者の通帳再発行などに対応した。車内にはJAバンクの端末を搭載しており、JA貯金の入出金や通帳記入、公共料金・税金の収納ができる。冷蔵・冷凍設備も搭載、坂本町の各集落を巡回する中で、日用品や食材の販売も行った。

移動店舗車による取り組みは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標2「飢餓をゼロに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」につながる。

永吉功明総務部長は「JAは地域に密着した組織。地域の方に貢献することが使命だ。これからも移動店舗車を通じ、地域の未来のため支援する」と話す。