JAくまは8月25日、2020年産水稲展示圃(ほ)現地検討会を開いた。毎年複数回開いており、生育状況の調査や病害虫防除など今後の管理について協議する。
日はJA職員、球磨地域振興局、経済連が参加し、良食味米「ヒノヒカリ」「くまさんの輝き」の展示圃を巡回した。
圃場ではJA職員が肥培管理の状況を説明。水稲の払い落としを行い、害虫の有無を確認した。
管内の水稲は昨年、稲の害虫トビイロウンカの影響で品質・収量に深刻な被害を受けた。
担当者は「今年も昨年以上の規模でウンカの飛来が確認されており、注意が必要だ」と話す。
JAは指導員や生産資材店舗の職員を中心に病害虫に有効な農薬の利用を呼び掛け、広報誌などで周知を図っている。
検討会で収集した情報は、各営農センターの指導員や生産者と共有し、収量・品質の向上につなげる。