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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](5) 児童が農学ぶ機会に 田植え体験への協力 JA熊本市

2020.06.24

 

 熊本市の河内小学校の5年生24人は15日、河内町の水田約5アールで田植えを体験した。地元の白浜水田保全組合が毎年行い、JA熊本市河内支店が共催している。

    国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標4「質の高い教育をみんなに」につながる取り組みだ。

    同組合の村田一臣さん(51)が植え方を指導した。品種は県産ブランド「くまさんの力」。児童ははだしで水田に入ると、横一列に並んで手植えし、約1時間で植え付けた。

    児童は、ぬかるみに足を取られながらも熱心に取り組んだ。「思っていたよりもきつかった。農家の大変さがよく分かった」「米作りの大変さ、大切さが分かった。これからは残さずに食べようと思った」などの感想が聞かれた。

    同組合は市の多面的機能発揮促進事業を利用し、約60ヘクタールの農地を管理する。定期的に農道の側溝やため池の泥を取り除き、草刈りをして地域の環境を守っている。田植え体験は、その後の稲刈りと合わせて十数年間、続けている。

   組合長の田中清利さん(61)は「今の時代の子どもたちは、農業に触れる機会が少なくなってきている。体験を通して農業に親しみを持ってくれたらうれしい」と、地域の未来を担う児童の姿に目を細めていた。