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【米】[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](151) 特栽米「特A」に弾み JA鹿本

2020.05.28
温湯消毒される種もみ

JA鹿本は、十数年前から自然環境に配慮した基準で栽培する「特別栽培米」の生産、販売の強化に努めている。

特別栽培米は、化学肥料と農薬成分を県の慣行レベルの2分の1以下に抑えて栽培した米のこと。JAは栽培する上で、種子の更新や栽培履歴の記帳など、県内JA米の基準を満たすことも条件としている。

基準を満たすための第一歩として、管内4地区で5月中旬から、種もみの温湯消毒が始まった。JAのライスセンターに、生産者から種もみ911キロが持ち込まれた。

作業員が、指定の網袋に入れた種もみを60度の湯で10分間、消毒。冷水で冷まし、各生産者へ返却した。

JAは農家への米1俵(60キロ)当たりの支払金額に対してJA独自の追加金を上乗せし、生産者の所得増大にもつなげている。

 長年の取り組みが奏功し、管内の特別栽培米は日本穀物検定協定の2019年産米食味ランキングで、最高評価の「特A」を取得している。

JA営農部農産課の東裕基さんは「限られた農薬しか使用できないため、病害虫対策が大変だが、環境保全にもつながっている。農薬の使用を控えた安全・安心な米を消費者へ届けたい」と話す。今後も品質を向上しながら、環境や生産者、消費者に有益な特別栽培米の生産に取り組んでいく。