熊本の農畜産物

【冬春ナス】「PC筑陽」に全面移行 省力・秀品率向上期待目標は11億3000万円/JAたまな

2019.12.24

 熊本県のJAたまな北部集荷センターなす部会冬春なす専門部は、2019年産から品種を「PC筑陽」に100%切り替えた。「PC筑陽」は従来の「筑陽」と比べ、交配作業がいらず作業の省力化が期待できる。とげがないため収穫作業や出荷作業の効率も向上。消費者へ「とげがなく調理しやすいナス」としてPRする。

 専門部では、16年産から「PC筑陽」を試験栽培。17年産から本格導入した。へたや茎葉など全体にとげがないため、とげによる運搬時の傷果の減少につながる。従来品種と比べ、曲がり果の発生が少なく果ぞろいが良く、秀品率の向上も見込める。

 12月上旬に玉名市内で開いた出荷協議会には、部会員や市場関係者、JA役職員ら約60人が出席。井上勝冬春なす専門部会長は「PC筑陽への切り替えで、省力化・反収増加に取り組み、とげがなくやわらかいナスとして消費者の認知度アップを目指そう」とあいさつした。

 19年産は生産者53人が17.6ヘクタールで栽培。販売数量3200トン、販売金額11億3000万円を目指す。