熊本の農畜産物

【水前寺セリ】出荷順調 年末年始の“必需品” 丁寧に選別春の七草に 名古屋や大阪で引き/JA熊本市

2019.12.18
順調に「水前寺セリ」の出荷を進める野田さん

 熊本市東区画図地区で、七草がゆの材料で「春の七草」の一つに数えられるセリの出荷が順調に進んでいる。品種は「京セリ」。「水前寺セリ」の銘柄で名古屋や大阪などに出荷している。JA熊本市園芸部会水前寺セリ生産部会は11日現在で日量約30ケース(1ケース1.6キロ)を連日出荷。正月需要期の25日から1月7日に需要が集中し、日量60ケースまで増加する見込みだ。

 同市東区画図町で15アールを栽培する野田大靖さん(46)は、早朝から水を張った田んぼに足を入れ、根に付いた土を落としながら長さ40センチ前後のセリを丁寧に引き上げていた。

 収穫後は作業場に持ち込み、手作業で選別して、新芽と枝2本を1束にして出荷する。
 
 野田さんは「今年は気温が高かったため、栄養過多で出荷できない芽が多かった。今後の課題として対策を考えていきたい」と栽培面での苦労を振り返った。

 今年は「品質は申し分ない出来。需要期に向けて栽培管理を徹底し、収穫を進めたい」と話した。
 
 部会は生産者5戸が約80アールで栽培する。4月いっぱいまで出荷を続け、約7000ケースの出荷を計画する。