熊本の農畜産物

【高タンパク小麦】収量増へ着々 目標含有量12.5%超 葉色値調査 適正追肥量を指導/JAたまな

2019.04.12
葉の長さとSPAD値(葉色)を調べるJA職員

 熊本県のJAたまなは、小麦「ミナミノカオリ」の高タンパク化に取り組んでいる。タンパク含有量12・5%以上を目標に、JA独自の葉色値調査による追肥指導を徹底し、実需者が求める品質を目指す。

 JAは熊本製粉と協力し、「ミナミノカオリ」の中でもタンパク含有量が12.5%以上の小麦を厳選。「Premium T(プレミアムT)」としてブランド化している。パンなどに加工すると香り高く、もちもちした食感で、実需者から評価が高い。

 「Premium T」となる高タンパク小麦の収量増加を目指し、JAは行政と協力し、独自の追肥量診断を5年前から実施。葉の長さとSPAD値(葉色)を調べ、穂ぞろい期の適正な追肥量を生産者に伝える。2018年産はタンパク含有量が平均12.7%で、前年より1.6%増えた。JA担当者は「生産者の努力と、適正量の追肥徹底が奏功した」と話す。

 3月下旬に行った追肥量診断では、生産者が圃場(ほじょう)ごとに刈り取った「ミナミノカオリ」の葉を持ち込んだ。玉名市の藤嶽征二さん(74)は「生育は順調。追肥量を教えてもらえるので助かる」と話した。