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【選果施設】完成 産地力向上に弾み イチゴ農家管理に集中 パック詰めから解放/JAやつしろ

2019.04.13
完成した選果施設

 JAやつしろが氷川町で建設を進めていたJAいちごパッケージセンター選果施設が完成した。
 生産者の負担となるパック詰めを受託。生産管理に専念できる環境を整える。品質向上と収量増加で、生産者の所得増大と規模拡大、産地維持につなげるのが狙いだ。

 9日、選果施設が披露された。センターは2019年産から本稼働する。1日当たりの処理能力は1万2000パック(1パック250グラム)。シーズンを通して435トン、174万パックの受託を計画している。

 同日、テープカットと始動式があり、JA、生産者、熊本県、氷川町、建設業者ら約70人が集まった。田島幹雄JA組合長は「八代地域は県内最大の産地。生産者にパッケージセンターを有効利用してもらい、消費地から選ばれる産地を確立してほしい」と力を込めた。

 イチゴはJAの基幹作物の一つで、17年産の販売高は約24億円。四つの部会があり、総部会員数は150人。52.3ヘクタールで「ゆうべに」「さがほのか」を中心に9品種を栽培する。同センターが建設された氷川町は、管内最大の産地となっている。

 センター準備委員会の前田義美委員長は「管理作業に費やす時間が増え、産地生産量の増加につながる。高齢の生産者に、一作でも長くイチゴを生産してほしい」と期待を寄せた。

 谷岡新一JA営農部園芸課長は「子育て世代の生産者にも、余暇時間を有効に使って農業経営をしてもらい、後継者を確保したい。環境の変化に対応して、取引先・消費者に求められるアイテム、商品の安定供給に努め、JAやつしろブランドの確立に取り組む」と意気込んだ。