熊本の農畜産物

【アリアム】出荷出足順調 76歳「わが生きがい」 特殊技術習得に手応え 菊から転向3年/JA熊本市

2019.02.09
「アリウム栽培が生きがい」と話す中村さん㊧と妻の京子さん

 全国有数のアリアム(アリウム)産地であるJA熊本市西部花卉(かき)部会で、出荷が順調に進んでいる。1月下旬、「クレイジービーンズ」「ブルーパフューム」などが出そろい、関東・関西地方に出荷した。
 今年産は暖冬の影響で、生育が前進傾向にあるため、例年に比べて若干出荷が早まっているが、品種を調整して、6月まで長期出荷する予定。2月上旬から「グリーンベリー」、中旬から「踊る丹頂」、4月下旬から「サマースプラッシュ」を予定する。

 フラワーアレンジや花束にアクセントを加える花として、年々人気が高まるアリアムには、花茎に独特の曲がりを付ける特殊な栽培技術が求められる。

 3年前に菊栽培から切り替えた同部会の中村寿人さん(76)は「菊栽培を40年以上続けていたが、労力を考えて転向した。覚える技術は多いが、ベテラン会員らと相談しながら、順調に栽培できている。生きがいそのもの」と笑顔で話した。

 現在、ハウス約15アールで6品目を栽培する中村さん。連日、出荷作業に大忙しで、1月下旬には「グリーンベリー」13ケース(1ケース50本)を出荷した。「部会の共販体制を盛り上げるため、安定出荷に努める」と意気込む。

 同部会には昨年、生産者1人が加入。生産者5人が現在、約1.3ヘクタールで約8品目を栽培している。毎月1回の現地検討会や栽培講習会を通して、品質向上に取り組む。市場や関係機関と連携して有利販売に努め、総出荷50万本を目指す。