熊本の農畜産物

【中晩かん】22億円超計画 優良系統振興も 柑橘部会大会/JA熊本うき

2019.02.13
頑張ろう三唱で結束を深める生産者

 JA熊本うき柑橘(かんきつ)部会は2月上旬、宇城市三角町で2019年産生産者大会を開いた。「実践あるのみ!新系統導入と合格率向上で産地飛躍」をスローガンに掲げ、19年産は優良系統の振興に取り組むことを決めた。現状の課題や反省点を洗い出し、品質向上対策や今後の方向性を全部会員で共有。出荷量増大を目指し、頑張ろう三唱で結束を深めた。
 
 18年産は、秋以降の台風や天候不良の影響で、温州ミカンの合格率が伸び悩み、12月の需要期に安定供給ができず、課題が残った。これから本格的な出荷を迎えるデコポンは貯蔵管理を徹底し、6月まで長期的な出荷が続く。中晩かん全体で6570トン、販売金額22億350万円を計画する。

 部会では、長年の課題だった年末需要の安定出荷対策として、今年から温州ミカンの優良系統を本格的に導入。浮き皮や果梗(かこう)部亀裂(クラッキング)が少なく、中玉生産しやすいなどの特性があり、宇城ブランドの「美味柑」や「デリシャス」の合格率向上に期待がかかる。

 現在は、JA熊本果実連やJA、部会から助成金などで支援を受けながら、改植や高接ぎによる栽培面積の拡大に取り組んでいる。目標は栽培面積25ヘクタールを早期に達成し、7年後には青果出荷量500トン、温州ミカンの販売金額11億円を目指す。

 大会には関係者約300人が出席。18年産の生産・販売結果や中晩かん販売計画、19年産かんきつ生産の取り組みの3議案を協議した。

 高濱義孝部会長は「需要期出荷の課題解決に向けて、優良系統の推進に取り組み、12月の出荷量を増やしていきたい。部会一丸となって宇城ブランドを築き上げていく」と力強くあいさつした。