熊本の農畜産物

【アスパラ】「明日、パラダイス塾」成果着々 開講1年、塾生 収量トップ 指導と仲間の交流 刺激とやる気に/JA菊池

2019.01.23
アスパラガスのハウスで春芽に向けた管理作業を進める青木さん㊨と西本指導員

 熊本県のJA菊池アスパラガス部会が立ち上げた、新規就農者らの増産に向けた集まり「明日(あす)、パラダイス塾」が、開講1年で成果を上げている。12月に開いた部会総会では、10アール収量で成績を残した「反収賞」のトップを塾生が射止めた。「高額賞」でも1人が5位に食い込み、力を発揮した。

 「反収賞」トップに輝いた青木洋治さん(63)は定年退職後に就農して2年。初めての作物作りにアスパラガスを選び10アールを栽培する。青木さんは「この結果には自分でも驚いている。塾での指導と塾生の若い仲間との交流が刺激とやる気につながった」と話した。

 塾を立ち上げ、けん引するJAの西本博文指導員は「栽培歴に分けて3コースで細かなカリキュラムを作り指導、研修を続けた。仲間がいることで塾生同士が励まし合い、部会の先輩からも学び、互いに刺激し合い良い結果が生まれている」と説明する。

 部会の2018年度実績は部会員39戸、作付面積762アールで、出荷量11万1783キロ(前年比118%)、販売高1億1156万7000円(同111%)、1キロ平均単価998円(同94%)だった。

 池田英明部会長は「猛暑や台風などの自然環境に左右され苦戦したものの、まずまずの実績。塾生の頑張りで若手生産者も徐々に増え、くまもと県版GAP(生産工程管理)への取り組みも順調。次年度にも期待が持てる」と笑顔で話した。

 「明日、パラダイス塾」は、JAが県の農業普及・振興課、熊本県立農業大学校、各地区行政と連携して17年12月にスタート。同部会部会員、管内のアスパラガス新規就農者、県立大学在校生らに募集をかけ、19人が第1期生として入校した。部会の基盤づくりと新規就農者の人材ネットワークの構築を図る。