熊本の農畜産物

【イチゴ】「恋のぞみ」出来上々 イチゴ新銘柄拡大 海外攻勢へ本腰/JA熊本うき

2019.01.09
「恋のぞみ」を一つずつ丁寧に収穫する成松さん

 JA熊本うき管内で栽培するイチゴの新ブランド「恋のぞみ」の出荷が、最盛期を迎えている。2018年産は猛暑の影響が心配されたが、育苗期の高温対策を徹底したことから、順調に生育。色づきも良く、大粒で甘さや香り、食味など高品質に仕上がっている。昨年から試験的に香港へ輸出しており、今年も海外への輸出体制を整えながら販路拡大を狙う。

 「恋のぞみ」はJA独自のブランド名。品種名は「恋みのり」で、九州沖縄農業研究センターが開発した。大粒・多収に加え、果実は適度な硬さがあるため、傷みにくく、輸送性に優れている。

 JAいちご専門部会では、17年産から本格的に栽培を開始。18年産の栽培面積は9.8ヘクタールで、昨年の4.2ヘクタールから2倍以上に増えた。全体面積の82%を占め、生産者50戸が取り組んでいる。

 JAいちごパッケージセンターでは、連日、日量約4000パック(1パック270グラム)を関西地方へ出荷。5月まで続き、「恋のぞみ」の出荷量は490トン(前年比295%)を計画する。

 熊本市南区富合町の成松敬介さん(42)は今年、37アールで栽培する品種を、「さちのか」から全て「恋のぞみ」に切り替えた。成松さんは「切り替えが労力軽減につながった。今年初の収穫を迎えたが、大粒で品質も上々。高収量と高単価に期待が膨らむ」と話した。