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【ムクナ豆】産地化着々 高齢農家の収入源に 熊本の研究会

2019.01.06
ムクナ豆を収穫する研究会の会員

 熊本県の農家で構成するムクナ豆研究会は、「L―ドーパ」という物質を多く含む「ムクナ豆」の産地化を目指し、研究に取り組んでいる。栽培が容易で高齢農家でも参入しやすいため、休耕地の有効活用と収入増に期待する。

 ムクナ豆は東南アジア原産でハッショウマメとも呼ばれている。L―ドーパは、脳の神経伝達物質に変わるため注目されている。今シーズンは、県内15人の生産者が2.4ヘクタールで栽培。収穫した豆は乾燥させてパウダーや錠剤にして販売している。

 熊本市植木町の堤正祥さん(70)は「高齢でも育てやすく、自分のペースで栽培している。ムクナ豆を食べ始めてから前向きな気持ちを維持できている」と話す。

 宇城市三角町では、東京農業大学でムクナ豆の効能を調査する古庄律教授の働き掛けで2014年から栽培を開始。台風による苗の倒伏や天候不順でのかび発生などのトラブルがあったが定期的に研究会を開き、今では栽培歴を作れるほどのノウハウを得た。

 同会の阿曽田清会長は「休耕地を有効活用し、栽培面積を広げながら高齢者の収入につなげていきたい」と話した。