熊本の農業

【梨】規格外品は“お宝” 梨「新高」1次加工 6次化へ前向き/JAやつしろ

2018.09.25
梨「新高」を加工するJA加工所の職員

 熊本県のJAやつしろトマト加工所で9月上旬から、氷川町特産梨「新高」の1次加工が始まった。規格外品の取り扱いについて部会と検討を重ね、2016年産から買い取りを始め、1次加工を手掛けている。持ち込まれた梨を洗浄し、芯を取って皮をむいた後、4分の1にカットして冷凍保管する。

 冷凍梨はこれまでに、コンビニエンスストアのローソンが今年、販売した菓子パンや、レトルトカレーの原料として幅広く使われている。現在、らくのうマザーズ(熊本県酪農業協同組合連合会)から販売されている梨ヨーグルトのソース原料としても出荷。今後も販路拡大を目指す。

 JAは、6次産業化を積極的に展開。八代農業高校と協力して、八代産農産品を使ったスイーツ(商品名=全力青春もちベーション)を開発している。

 6次産業化担当のJA総合企画課の太田一樹さんは「圃場(ほじょう)に捨てられる農産物をなくすのは、JAの使命。加工品は周年販売でき、農産物をPRできる。今後もチャレンジしたい」と語った。