熊本の農畜産物

【キュウリ】気象災害に強い 複合耐病性品種を検討 3種を試験栽培 出荷量巻き返し図る/JA熊本うき

2018.08.29

 JA熊本うき胡瓜(きゅうり)専門部会は、近年多発しているうどんこ病や褐斑病などへの対策で複合耐病性を持つ試交品種の試験栽培に取り組む。対象の3品種は現段階で品種登録されていないため、試験栽培で作型別の適応能力を確認しながら、種苗会社に早急な品種登録の申請を要請する。出荷量の伸び悩みの解消に向け、将来の本格的な導入を視野に入れる。

 8月中旬に開いた2017年産出荷反省会・総会で決めた。気象災害に強いキュウリ生産に向けて引き続き、土壌診断や有機物の投入、天敵利用にも力を入れる。18年産は10アール当たり収量を3トン増やし、総出荷量790トン、販売金額2億4000万円を計画する。

 17年産は栽培戸数25戸が6.3ヘクタールで作付けし、総出荷量753トン(16年比94%)、販売金額2億2665万円(同96%)だった。秋口の日照不足や厳寒期の異常低温、春先の急激な高温で病害虫被害が多く見られたため、耐病性品種を検討することにした。

 出荷反省会・総会には部会員や市場、JA関係者ら約35人が出席。生産課題や対策事項などの情報を共有し、4社の市場担当者と意見を交わした。芥川貴司部会長は「さまざまな気象災害に負けない強いキュウリ生産を目指し、消費者から選ばれ信頼される安心・安全の品質を安定的に生産していく」とあいさつした。