熊本の農畜産物

【トマト】品質・食味重視 栽培法ごと統一 大玉3品種に集約/JA熊本うき

2018.08.07
表彰される17年度優良者

 JA熊本うきトマト専門部会は、2018年産から大玉トマトの品種を栽培方法ごとに統一する。品質・食味重視への品種転換を進めるため、昨年の7品種から3品種に集約。抑制作は「桃太郎ピース」、促成作は「桃太郎ホープ」、半促成作は「麗容」を作る方針だ。

 【産地一丸で銘柄確立】
 7月下旬に開いた17年産出荷反省会・総会で決めた。3品種中2品種で「桃太郎シリーズ」を採用。唯一異なる半促成作は、新品種「桃太郎ネクスト」の試験栽培に取り組み、19年産までに全て「桃太郎シリーズ」に切り替えることを計画している。

 18年産は「選ばれる産地・必要とされる産地を目指して」をテーマに、高品質出荷で他産地との差別化を図りながら、宇城ブランドの確立と有利販売につなげる。

 総会では生産対策も協議。定期的な現地検討会や目ならし会の開催、検査レベルの格上げ、情報共有のレベルアップに取り組み、生産者の意識向上を目指す。8月の定植開始に向けて①畝全体の十分な水分確保②コナジラミ類の病害虫対策――を呼び掛けた。

 17年産実績は、丸トマトが出荷数量2620トン(前年比111%)、販売金額7億5397万円(同94%)で、ミニトマトが出荷数量2906トン(同108%)、販売金額14億8134万円(同93%)。中玉トマトや契約トマトを含めたトマト類全体では、出荷数量7153トン(同106%)、販売金額30億8485万円(同94%)だった。

 出荷反省会・総会には部会員や市場担当者、JAなど関係者約130人が出席。17年産トマト類生産経過報告や販売実績報告など4項目を協議し、市場担当者と意見を交わした。

 廻田誠部会長は「新たな取り組みによって有利販売と安定出荷につなげ、組織の力を集結させながら、選ばれる産地・必要とされる産地を目指して高品質なトマト生産に頑張っていきたい」と力を込めた。

 17年産優良者表彰は次の通り。

 ◇丸トマト▽最優秀賞=岩山誠一郎・明美(小川地区)▽優秀賞=三浦慎太郎・広美(同)br>

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 ◇ミニトマト▽最優秀賞(抑制反収の部)=上田政彦・真由美(下北地区)▽最優秀賞(促成反収の部)=村本明・里香(三角地区)