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【営農】フライパンで簡易測定 かん水不足防ぐ/JA阿蘇

2018.08.04
フライパンで土を乾燥させる後藤さん

 熊本県内有数の夏秋野菜産地・JA阿蘇は、土壌に適度な水分があるか、フライパンを使った方法で簡易測定している。猛暑で乾燥状態となり、一部の野菜で生育に影響が出ているためだ。JAの指導員は「勘に頼る農作業ではなく、数値で確認し、自分の圃場(ほじょう)状態を把握しよう」と呼び掛ける。

 JA指導販売係の後藤真智さんは、フライパンを片手に土の三相分布を測定する。担当品目のアスパラガスの圃場を訪問。土の物理性を簡易的に測定し、乾燥状態や、かん水量を生産者に説明した。

 三相分布測定は、液相(水分)・固相(固形分)・気相(空気)の量や割合から、土の状態の良しあしを判断する方法。まず、圃場から一定量の土を取り、重さを量る。その土を、火にかけたフライパンに入れて水分を飛ばす。乾燥させる前と重さを比べることで、土がどの程度の水分を含んでいるかを割り出す。さらに簡単な計算をすれば、他の二相の状態も分かる。

 後藤さんは「今年は猛暑。生産者は十分にかん水していると思っているようだが、実際にはできていない。そのため、実測することで土の状態を明確に示すことができる」と意義を強調する。