熊本の農畜産物

【ミニトマト】アンジェレ 5年で生産2倍 高需要、全農と契約 県内トップ産地に/JA熊本うき

2018.07.28

 JA熊本うき管内では、ミニトマト「アンジェレ」の栽培面積が拡大している。2011年から始まった栽培は、今年で8.6ヘクタールにまで広がった。栽培面積・生産者数ともに5年間で約2倍に増えている。18年産は27戸の生産者がアンジェレ栽培に取り組み、8月下旬から定植が始まる予定。県内一の産地として、栽培技術の確立と出荷体制を整え、農業者の所得向上を目指す。

 アンジェレトマトは楕円(だえん)形のミニトマト。糖度が高く、食味の良さや、果肉のゼリー部分が少なく果汁が飛びにくいなどの特徴を持ち、全国的に需要が高まっている。JA全農との契約栽培による買い取りで農業者の安定収入に加え、へたなしで収穫でき、労力軽減につながっている。

 7月中旬にはJA松橋支所で17年産出荷反省会を開いた。部会員やJA関係者ら約30人が出席。17年産の課題を共有し、18年産は①プラム形品種の試験継続②収穫パターンの平準化③選果能力の効率化――の三つを取り組み事項に掲げた。

 17年産は、秋口の日照不足や厳寒期の異常低温、春先の急激な高温が影響して高単価の時期に出荷が伸びず、総出荷量は474トン(前年比93%)、販売金額は2億9081万円(同94%)にとどまったが、18年産の販売金額は4億円を計画している。

 部会代表の山下義男さんは「産地としての義務を果たし、JA全農との交渉を進めながら、所得向上と安定出荷に努めたい」と話した。