熊本の農畜産物

【パセリ】需要踏まえ新規格 家庭用小袋パセリ出荷 実需から好評 有利販売へ/JA阿蘇

2018.07.29
パセリの収穫をする生産者

 熊本県のJA阿蘇小国郷パセリ部会は7月から、スーパー向けに少量入りの小袋での出荷を始めた。新たな需要をつかみ、有利販売につなげる狙い。30グラム入りで、そのままの荷姿で商品棚に並べられる。扱いやすい商品として店側の反応も上々という。

 部会はこれまで1袋200グラム入りの規格で市場出荷していた。ただ、家庭で一度に使うには多すぎるため、消費を伸ばすには新たな工夫が必要だと判断。市場側の助言も踏まえて新規格の導入を決めた。小袋パセリは市場経由で特定のスーパーに並ぶ。

 調製して小袋に詰めるまでの作業は農家が自宅で行う。小分けにする分、以前より手間が増えた。だが、需要増の効果の方が大きいと部会員は納得している。

 7月上旬には本格的な出荷に向け「栽培管理および出荷査定会」をJA小国郷中央支所で開いた。生産者らが新しい規格について話し合った。
 
 部会長の久綱一憲さんは「小国のパセリはカールが強く光沢良好で、鮮度の保持が特徴。市場からは高評価だ。今年は出荷数量が出ていないが単価高なので、今後、収量を増やせるように努力したい」と笑顔で語った。

 JA販売担当の穴井敬大さんは「新規格は今後の部会にとって、なくてはならない物になると思う。売り方一つで変わってくるので大切に販売したい」と力を込めた。

 部会は、生産者12戸がハウスで栽培している。3月に播種(はしゅ)し、7月から出荷を始めた。夏秋を中心に、九州に向け出荷する。主な品種は「グランドパセリ」。販売金額1500万円を目標に出荷する予定だ。