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【自己改革】人つなぐ、JA~私たちの自己改革奮闘記㊱~JA阿蘇

2018.07.26
トマト農家の岩下幸史さんの圃場に出向いた原山組合長と中島隆文TAC担当者

 JA阿蘇の地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)が発足から4年目を迎えた。JA自己改革の中で、特に地域の担い手との関わりが重要となっている今、TACの実績が着実に目に見えてきた。

 2年前の熊本地震では、阿蘇地区も甚大な被害を受けた。特に西部地区を中心に農業施設の倒壊、圃場(ほじょう)に亀裂が入るなど被害も甚大で、TACは被災した農家を中心に仮設住宅まで巡回して、被害の情報や今後の農業の施策などを組合員とJAに交互にフィードバックしてきた。

 また、新規就農者や農事法人化先、営農集落を定期的に巡回する。折しもJAアグリリース資金や新規就農応援事業、所得応援事業の提案で組合員の中に徐々にTACの活動が溶け込んでいった。

 現在、JAは自己改革の変化の中で担い手との関わりが重要になってきている。地震被害後この2年間の巡回でTACが感じた大きなテーマだ。

 集落では、農家の高齢化による担い手への農地の集積、地区の集落座談会で農事法人化の検討が行われている地区が多くなってきた。JAも行政と連携を取り農地集積や法人化へ向けた提案、グループワークなどを集落座談会に参加して行っている。このような変化の中で営農、信用部門との連携も活発になり、県域の同行訪問はもとより農中金融センター班との定期的な検討会の実施や、同行訪問で経営分析や融資関係の提案も行い組合員とのつながりの強化を図っている。

 20018年度は自己改革の中でTACと常勤役員による農家訪問が始まった。原山寅雄組合長もハウスや圃場に出向き、農家の話を聞いた。真摯(しんし)に聞く組合長の姿に、TACは気分を新たに引き締めて農家巡回を行っている。