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【選果】人手不足 地域で応援 担当外の職員家族、友人も選果・箱詰め従事/JA熊本市

2018.06.13
週末休暇を利用して選果作業に当たるJA職員(熊本市で)

 JA熊本市では、最盛期を迎えたナス、メロン、トマト、ピーマンなどの円滑な出荷のため、選果場の職員だけでなく他部署の職員とその家族、友人も応援に駆け付け、選果と箱詰め作業に当たっている。JA野菜広域選果施設の人手不足を補う措置で、繁忙期の4月下旬~6月中旬に延べ600人が土・日曜日を中心に作業を担い、地域ぐるみで出荷を支えている。
 2016年の熊本地震後の復旧工事が増えた影響で、地域では他産業を含めて働き手不足が深刻化。選果場の作業応援は同年4月から始めた。

 ナスの箱詰めをしたJA経理企画課の中原秀さん(28)は「部署の垣根を越えて協力し合うことで、協同の精神を実感している。JA職員として組合員の力になりたいという思いが深まった」と話した。

 JAは作業した職員には賃金を支払う。職員の家族・友人が参加した際も同様だ。熊本市の佐々木瑠樺さん(22)は「ナスやトマトの選別を初めて経験したが、とても大変な作業だと実感した」と、生産現場の苦労に理解を示した。

 JAの宮本隆幸組合長は、「選果作業は農家が丹精込めて育てた農産物を消費者へ届けるための重要な仕事」と強調。今後も生産現場の働き手不足が続く状況を踏まえて、「選果施設の環境整備やシステム化など、多角的な取り組みが必要になる」として、労働環境への対応に意欲をみせる。