熊本の農畜産物

【柑橘】「夢の恵」安定出荷を 技術革新さらに/JA熊本市

2018.05.18
2017年産優績表彰者と宮本組合長㊨

 JA熊本市柑橘(かんきつ)部会は5月上旬、熊本市のJA夢未来柑橘選果場で、第19回通常総会を開いた。2017年度は生産量2万2014トン(前年比12%増)、売上高42億7445万円(同5%増)。販売網拡大を目的に、5年ぶりに結成した女性部によるキャラバン隊の大阪・東京での宣伝会など、部会員一丸となった取り組みを報告した。

 部会員や全国の取引市場14社、仲卸1社、地元議員や行政、JAの関係者ら約480人が出席した。中川晃一部会長は「17年度は夏秋期の降雨、冬季の低温で果実品質に影響が出たが、品質・収量安定を徹底することで高所得につながった」と説明。「今年産も、部会の重点目標に沿った栽培管理と品質安定に努め、消費者の求めるミカンを作ろう」と呼び掛けた。

 東北・関東地区と中部・近畿地区の代表4市場による市場情勢報告では、年末需要に対応した生産・販売と、需要が集中する特選ブランド「夢の恵」の安定供給を求める声が相次いだ。
 指定市場14社を代表してあいさつした北九州青果の百合野博社長は「国産果実が消費 減少傾向にある中で、生産・販売で新たなイノベーションが求められる。JA部会は若手生産者も多く、まだまだ伸びしろがある。日本一の産地を目指してほしい」と期待を込めた。

 総会では18年度事業計画・収支予算について協議し、全てを承認した。JAの宮本隆幸組合長が、17年産優績生産者を表彰した。役員改選では部会長に上村英哉さん(55)、副部会長に藤森稔さん(54)を新たに選任した。
 18年産は新規就農者4人を迎え、部会員400人が経営に当たる。主な重点生産対策として、特選ブランド「夢の恵」の安定出荷や、年末商材確保のための「尾崎」の生産量拡大を決めた。

 表彰者は次の通り。
 ▽極早生の部=瀧口隆伸(尾跡支部)▽早生の部=田尻和弘(面木支部)▽尾崎の部=村田一臣(白浜支部)▽普通の部=上野修一(野出支部)▽特別表彰=広田勝昭(船一支部)