熊本の農畜産物

【ナス】収穫最盛 天敵導入し安全・安心/JA熊本市

2018.05.02
「でこなす」の収穫作業に大忙しの西村さん

 JA熊本市茄子(なす)部会では、旬を迎えた「でこなす」の収穫が繁忙期を迎えている。品種は「筑陽」。熊本市南区会富町のJA野菜広域選果施設では4月23日現在、日量70トンを連日出荷している。4月下旬から5月の大型連休にかけて出荷最盛期を迎え、日量100トンまで増加する見込みだ。6月下旬まで出荷は続き、出荷数量1万1600トン、販売金額45億円以上を目指す。

 同町の西村和洋さん(44)のハウスでは、ボリューム感のあるつややかなナスがたわわに実っている。西村さんは減農薬栽培に積極的に取り組んでおり、ナスを栽培する全ハウス(約56アール)で天敵を導入している。「不安定な天候が続いたが、ハウス内整備と温度管理を徹底したことで、例年になく良い仕上がりだ」と今年産の仕上がりに太鼓判を押す。

 同部会では、164戸が約72ヘクタールに作付けする。部会員の半数が天敵を導入し、安全・安心なナス栽培を徹底している。また、来年産からの新たな取り組みとして、冬春ナス「PC筑陽」を約2割の圃場(ほじょう)で試験的に導入している。「PC筑陽」は交配時のホルモン処理が不要の単為結果性で、とげなし種であることから、今後作業効率の向上、ナス栽培の省力化、労働力削減を期待する。