熊本の農畜産物

【熊本市農業後継者クラブ】生消の交流活発に 手頃価格で農産物販売

2018.03.06
「熊本の農業を盛り上げていきたい」と話す宮本会長㊧と前会長の上野さん

 熊本市の若手生産者が育てた新鮮で安全・安心な農産物を販売する「わっかモン市~熊本市後継者クラブ農産物フェア」が人気を集めている。市内20~30代の若手でつくる熊本市農業後継者クラブが主催。市内中心部の「熊日びぷれす広場」を会場に地産地消の推進と、生産者・消費者との交流を活性化するのが狙いだ。

 第3回目となる2月23日は、市内7支部からトマト、キャベツ、今が旬の中晩かん「不知火」など約15種類の農産物などが手頃な値段で出品され、老若男女問わず幅広い年齢層の買い物客でにぎわった。近隣の百貨店からはしごして訪れたという老夫婦は「(農産物の)値段が高騰してなかなか手が出せない。こういったイベントはうれしい」と笑顔を見せた。

 同クラブは市内9支部185人の生産者で構成。会員は20代の若手生産者が多数を占める。これまでは情報交換や支部ごとの勉強会が主な活動内容だったが、後継者不足や先行きが不透明になりつつある農業情勢の中、生産現場の活気を内外に示す必要性を感じ、イベント開催を決めた。

 「消費者のニーズを直接把握し、それに基づく生産・販売努力が今後必要不可欠だ」と話すのは催しの発起人である上野真一郎さん(33)。クラブの元会長で、現在はOBとして現役メンバーの相談に乗る。現会長の宮本健二郎さん(24)は「農業者のスキルアップにつながるイベントで、継続したい。支部同士のコラボイベントや産地同士が協力し合う仕組みを模索したい」と展望する。