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【SGS製造設備】天草黒牛ブランド強化/JAあまくさ

2017.12.22
SGSプラントについて説明するJA職員

 熊本県のJAあまくさが運営する、飼料用稲子実発酵飼料(ソフトグレインサイレージ=SGS)製造設備が12月、稼働した。原料は天草地域で取れたもの。来年1月ごろから発酵が進んだ完成品を畜産農家に供給する。輸入飼料を使った配合飼料の代わりに使え、餌の国産化に寄与できる。今年度は100トンを製造予定。

 JAによるとSGSを製造・販売するのは「九州のJAでは初」という。設備の製造能力は1時間に約3トン。県農業研究センターなどが開発したものをJAが借り受けた。SGSはもみ米を粉砕・加水・密封した後、発酵させて造る。40日ほどかけて発酵させ、牛の嗜好(しこう)性を高める。
 設備がある天草市のJA河浦ライスセンターで4日、実演会を開き、稲作農家や畜産農家ら約50人に披露した。

 天草地域の飼料用米の作付面積は2017年度は45.3ヘクタール。このうち23.5ヘクタール分の米をSGS用に回す。18年産米から生産調整が見直される中、SGS事業が軌道に乗れば主食米の適正生産にも寄与できるとJAはみる。
 JA指導員は「天草で栽培した米を子牛に食べさせ、天草黒牛のブランド化につなげたい」と話す。