熊本の農畜産物

【レイシ】増収へ本腰 環境改善作戦/JA熊本うき

2017.09.08

 JA熊本うきレイシ専門部会は8月下旬、宇城市松橋町で2016年産出荷反省会と16年度総会を開いた。今年度は土壌伝染性病害対策として、接ぎ木栽培の普及に加え、適正管理や土づくり、地力増進の実施に取り組むことを決めた。増収を目指し、所得向上を加速させる。

 レイシ(ニガウリ=ゴーヤー)栽培では、気候変動による急激な温度変化や日照不足の影響で、土壌養分の消耗が激しく、連作すると土壌伝染性病害「つる割病」が多く発生する。部会は、つる割病のリスクを回避するために接ぎ木栽培の普及を進めているが、穂木と台木の肥大力に差が生まれ、収穫後半までの樹勢維持が課題となっている。
 対策として、栽培環境の改善が必要であることから、適正管理で樹勢を維持し、有機物や土壌改良材を施用した土づくりと地力増進に取り組みながら、収量アップと極端気象に対応できる栽培環境づくりを目指す。

 出荷反省会には部会員や市場、JAなどから関係者約30人が出席。16年産実績は、生産者延べ29戸が5.85ヘクタールで作付けし、総出荷数量256トン(前年比104%)、販売金額は1億50万円(同95%)だった。10アール収優秀者として、16年秋冬作の部で野田祐樹さん、17年春夏作の部で林恭生さんを表彰した。
 総会では、新部長に田中博明さんを選任した。

 新役員は次の通り。
 ▽部会長=田中博明▽副部会長=岩永正治▽監事=山下政一▽会計=中川悟