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【コメ】地元産米 SGSに/JAあまくさ

2017.08.22

 JAあまくさは今年度から、管内産の稲子実発酵飼料(ソフトグレインサイレージ=SGS)を製造し、販売する。耕種農家へ新たな品目として提案できるようになり、畜産農家への低コストな飼料供給と合わせ、二つの利点を生み出す狙い。JAによると「九州のJAでは初の取り組み」という。約15トンのもみを原料に充てる計画で、完成品は12月にも天草地域で出回る見込みだ。
 SGSは、もみすりをする必要がなく製造コストを抑えられる。屋外保管できるため、倉庫代などの保管料も不要。サイレージ化することで牛の嗜好(しこう)性が良くなる。畜産農家は一般的な配合飼料より安く買えるため、飼料費の削減が期待できる。
 米の消費減を踏まえ、JA管内では水稲の作付面積を抑えてきた。その水田でサイレージに使う飼料用米を栽培することで、水田フル活用に近づける。今年度はJA管内の27ヘクタールで作付けする。
 導入に向けて、JAは今月上旬、天草市の天草畜産農協でJA指導員らを集めた講演会を開いた。山形県のJA真室川から営農指導課の丹康之課長補佐を招き、SGSの製造と利用について学んだ。
 講演会に参加した指導員は「天草の米を天草で育てる子牛に食べさせることは、地域農業の振興につながる。安心・安全な農畜産物を提供し、天草黒牛のブランド化につなげたい」と話した。