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【ガイドブック】研修生との“溝”埋め円滑な受け入れを 農家向けにガイドブック 他県での活用も/熊本県就農支援機関協

2019.08.10
就農支援機関協議会が作成した「就農研修受入ガイドブック」

 熊本県就農支援機関協議会は新規就農研修生を受け入れる農家向けのガイドブック「知って助かる就農研修受入ガイドブック」を作成した。研修生と受け入れ農家のトラブル防止に役立てる。

 熊本県の新規就農者は毎年約300人で、うち4割が農外出身者。新規就農を希望する研修生は経歴も多様で、受け入れ農家との「常識」の違いが問題になりやすい。同ガイドブックは農家の「こんなことも分からないなんて」、研修生の「何で教えてくれないの」という実例を集約。双方のギャップを会話形式で読みやすく掲載した。

 研修前から独立直前まで時系列で整理。互いに生じる問題と具体的な対策のポイントをまとめた。作成は1000人を超える研修生に関わり、東海大学教授でもある同協議会の木之内均理事長と、事務局担当者らが中心となって進めた。協議会の平岡浩晃さんは「農業に希望を持つ研修生が、喜んで受け入れてくれた農家や地域とすれ違い、去る。この現実を変えていく本になれば。他県にも広めたい」と意気込む。

 協議会は2016年9月に発足。JAなど全ての県認定研修機関が相互連携のために参加する。

 ガイドブックは県内の研修で活用すると共に、他県の農業研修機関にも広めていく方針だ。