熊本の農畜産物

【アリアム】「丹頂」拡大を 新マニュアル完成 JAグループくまもと専門部会が研修会

2019.02.06
アリアム栽培について話す松崎部会長㊥

 JAグループくまもとアリアム専門部会(事務局=JA熊本経済連)は1月下旬、熊本市でアリアム「丹頂」栽培の研修会を開いた。同専門部会員、JAや県の担当者約30人が参加。室内研修では「丹頂」について、同専門部会が新たに作成した栽培マニュアルを使い、栽培時の留意点を説明した。

 栽培マニュアルは、同部会の松崎武司部会長をはじめ、県、JA熊本経済連、JA熊本市、JAやつしろなどの関係団体が約3年かけて作った。事例調査・編集会議を重ね、完成にこぎ着けた。

 松崎部会長は「新規栽培する生産者も少しずつ増えており、マニュアルはそのような人にも分かりやすいように作成されている。熊本の特産品という位置付けになるようさらなるブランド確立に向け一致団結していきたい」と呼び掛けた。

 現地検討会では、熊本市西区小島にある松崎部会長の圃場(ほじょう)を視察し、良質なアリアムの生産につなげるため、独特の曲げや、栽培管理方法について意見を交わした。

 アリアムはユリ科で、長い茎の先に球状に花が咲く。生産者らの技術で茎を大きく曲げたユニークな姿が人気だ。2018年度の県のアリアムの作付面積は229アール。およそ84万7000本の出荷を見込む。県内独自の生産方法で作られている、県独自ブランド「くまもと踊る丹頂」も全体の4割を占めており、全国的に市場評価も高い。同部会は毎年、JAの枠を越えた合同研修会を開き、生産者一丸で栽培技術の向上と品質の高位平準化を目指している。