JA熊本中央会 園田俊宏会長

挨  拶

 第23回JA熊本県大会を開催するに当たり、主催者を代表してご挨拶を申し上げます。
 本日は、ご来賓の皆様方のご臨席を賜り、県内各地から、JAグループ代表ならびに関係各位にご出席をいただき、JA県大会が盛大に開催できますことを厚く御礼申し上げます。
  さて、米国発の金融危機に端を発する世界的な景気悪化を受けて、米国型の市場原理主義への過度な偏重を見直す動きが強まっています。
  そのため、「地域農業の振興」と「くらしの活動などの地域貢献」を両軸として、JAの協同組合としての存在意義を組合員・地域住民に再認識してもらうことが必要となっています。
  また、世界的な食料需給の逼迫の中で、国民の食料・農業への関心は高まっているものの、農地制度改革、「食料・農業・農村基本計画」の見直し、今後、本格化しかねないWTO農業交渉、EPA交渉など、わが国の農業政策は大転換期に直面しています。
  一方、くらし・地域に目を向けると、地域間の経済格差や農村経済の疲弊の中にあって、集落機能は低下し、過疎化が一段と進展しています。
  このような中で、農を基軸としたJAは、地域の協同組合としての役割を発揮することが求められています。
  本日のJA県大会は、JAグループ全体で今後の進むべき方向性と実践課題を確認・共有するとともに、県下JAグループの意志を結集し、以って協同組合精神の再認識を図ることを目的に開催しております。
 今回の大会においては、『熊本農業と地域の再生に向けた新たな協同の創造』を主題に、組合員・地域住民の信頼と期待に応えていくため、いろいろな人・組織と多様な連携・ネットワークを構築していくことにより協同の力を発揮していくことを目指しています。
  そこで、このテーマを実現するために、JAグループとして今後3年間で実践する3つの主要な取り組み事項を掲げました。
  第1に「生産者と消費者を結ぶ地域農業の復権」
  第2に「JAの総合性発揮による地域の再生」
  第3に「協同を支えるJA経営の確立」
  であります。
  私たちJAグループがめざすべき基本方向は、将来とも農村・地域において最も信頼され、組合員をはじめとする利用者・一般消費者から第一に選ばれるJAグループとなることであります。
 このためには、私たちは今一度、協同組合の理念を再認識し、地域に新たな協同の輪を広げていくことが必要であります。
  最後に、本県JAグループの組合員・役職員の皆様が、本大会趣旨を充分認識され、皆様の知識と経験そして知恵により決議事項の実現に向け、取り組みを進めることができれば、農業振興と地域の再生に大きな役割を果たすことができると確信し、主催者としてのご挨拶といたします。

平成21年12月4日