管内JAニュース
2011年09月30日
住民の生命と営農を守れ!/JAやつしろ


 国内有数の農業地帯である八代市郡築地区の郡築公民館で9月28日、同市郡築・八千把・松高3校区、郡築地区土地改良区、JAなどが主体となり八代市郡築地区新排水機場建設促進期成会の設立総会を開いた。
 
 設立総会には、向井康彦熊本県八代地域振興局長、福島和敏八代市長、坂田孝志八代平野北部土地改良区理事長や加来誠一JAやつしろ代表理事組合長など来賓に加え、各JA作物部会、JA青壮年部員ら110人が出席。期成会会長に満島進郡築校区長を承認し会則や顧問の設置など全議案を満場一致で可決した。
 
 6月26日、郡築地区では900人規模の校区民大会を開き、市内上流部からの雨水・排水対策と合わせ集中豪雨による冠水被害を防ぐため、郡築地区の上流部に位置する八千把・松高地区に呼び掛けし期成会準備会を発足した。
 
 期成会発起人の満島進校区長が「3校区の雨水・排水問題を一刻も早く解決するためには新排水機場設置が不可欠。この会の設置が地区存続の礎になること期待する」と挨拶。
 
 郡築地区は八代市の八代海に沿った最西部に位置する海抜0㍍の干拓地で、直近の08、09年の集中豪雨による冠水で農作物の収穫期に甚大な被害が出ており一部では道路も冠水、道路と川の区別がつかず児童らが登下校時に危険な状況に陥った。
 
 現在、郡築・大硴両排水機場があるが、県の08、09年の水量調査によると、同地区で1時間当たり40ミリの降雨で毎秒85トンの増水となり、現排水機場の処理能力の毎秒52トンをオーバーすることが調査でわかっている。
 
 向井地域振興局長らは上流都市部の排水対策を検討し、新規建設の財源確保が最重要課題としながらも「地域住民の要望と熱意に、早期実現を達するように県としても協力していきたい」と話した。
 
 出席した加来誠一JA組合長は「組合員・地域住民が安全に暮らし、未来に続く農業の存続が掛っている。是非、早期実現を」と語った。